こんにちは まめ(@mame1484)です!
今回は素人が自宅の庭にウッドデッキを作った際のドタバタDIYを、
制作期間約1週間、制作費用約10万円、制作人員3名(全員素人)でお届けしたいと思います。
失敗を乗り越えウッドデッキを完成させていく様子と素人が学んだ手順、
ウッドデッキ作りに必要なマインドをお伝えしたいと思います。
是非、最後までお付き合い下さいませ。
自宅を建てた時に、庭ぐらいは自分たちでなんとかできるやろってことで放置してはや3年。
荒れ放題で雑草が伸びまくって、もはや草原状態の庭。オーマイガッ。
とりあえず雑草はちょくちょく抜いては、いたもののなかなかあと一歩が踏み出せずにいた。
そんな時、DIYに目覚めた友人トム(注※日本人です)と雑談していて、
庭が荒れ放題でなんとかしたい。ウッドデッキを作ろうとは思ってる。と言う話をすると、
二つ返事で「やりましょ。」と。
僕「えっ?作った事あるん??」
トム「ないけど、いけるでしょ!」
僕「そやな!いけるな!やろ!」
この後、ファイナンシャルプランナーの友人しげ@cobo_shigeも加わり、
我が家のウッドデッキ作りの幕が上がった。
ウッドデッキDIY Day1【プランニング、庭の整地、基礎(束石)の位置取り】
全くの素人なので先人の知恵を借りるため、まずはネットサーフィン。
さすが現代。情報の荒波に溺れる我々。
特に参考にしていたサイトがこちら。YouTubeはタイムラプスでの撮影が多く、参考にならず。
行き着いた工程がこちら。
- ウッドデッキのデザインの検討(高さ、縦・横のサイズ)
- 庭の雑草抜き
- 庭の整地
- 束石の調達
- 基礎(束石)の設置
- 木材の調達
- 束柱作り
- 根太(ねだ)作り
- 床板作り
ただ色々、見過ぎて情報過多になっていたので、
特技「とりあえずやりながら考えよう」を発動。
しかし、この無計画さのせいで後々、痛い目に合うことはこの時はまだ知る由もなかったのであった。
とりあえずまぁ、庭の雑草抜きと整地から始めました!w
人様にお手伝い頂き、庭の雑草を抜いてもらう。
これいかに。
だいたい2時間くらいで全ての雑草が抜き終わりました!
まぁ綺麗!!
やはり持つべきものは友ですな!
この後、ウッドデッキのサイズと高さを決めて、いざ材料を買いにホームセンターへ!
今回制作するウッドデッキは3750㎜×1750㎜の約6.5平米のウッドデッキを作ります。高さはドアの部分に合わせます。
まずは基礎だと言うことで購入してきた一覧がこちら!
- 束石 プレート付き 高15cmx1個 × 15個 (いわゆる基礎ってやつですね。数はウッドデッキのサイズによって変動します。)
- ドライモルタル 20kg ×3袋 (束石を置いた後、水を加えて練って、束石を固めます。)
- バラス(砕石) 18kg ×2袋 (束石の下に敷いて、束石を安定させるのに使います。)
そして、ここで素人ならではの重大なミスを犯します。
基礎(束石)の配置を目分量で行う(良い子は真似しちゃダメ。)
束石同士の間隔はネットサーフィンのおかげで90cm以内で均等になるように計算して設置したのですが、
さすが素人。怖いもの知らず。
この時に戻れるなら自分に言ってやりたい。
「おい!設計図ちゃんと書いて、基礎の配置も測量して置けよ!後悔するぞ!」
と。
でもやってしまったものは仕方ありません。しかもこのミスに気づくのにはもう少し時間が掛かります。
そんなこととは、つゆ知らずトム君せっせと束石を設置していってくれました。息子もお手伝い。
ありがとう。うん。ほんとにありがとう。泣
そんなこんなで1日目が終わりました。
- 掛かった時間:約4時間(雑草抜き、整地、買い出し、束石の設置)
合計金額10,500円
ウッドデッキDIY Day2【束石の設置(穴掘り、束石の水平取り)】
前回の続きで、束石の設置をしていきます。
ここがウッドデッキ制作の正念場とも言うべき作業でしょう。正直、この作業が一番長いし、大変。
とにかく穴を掘って、土を叩いて固めて、砕石バラスを敷き詰めて、また踏んで固める。
そこに束石を置いて水平を取る。
それをひたすらに繰り返す。ただひたすらに。
しかし、ここを抜けると必ず光が見えてきます!楽しい作業が待っています!そしてウッドデッキ完成も確実に近づいています!!
なんと2日目はこの作業だけで終了。
ウッドデッキDIY Day3【束石の設置(モルタルで固める)】
まだまだ穴掘り作業は続きます。
正直、僕はここで心が4回ぐらいは折れた音がしたよ。
しかし、着実にゴールには進んでいるのです。
たとえ歩みは遅くとも!!
ご覧下さい!これが汗と努力の結晶だ!!
しかし。
みなさんお気付きだろうか。よく見て頂きたい。束石に傾きがあるのがおわかり頂けるだろうか。
これが最初に設計、測量をしなかった弊害である。
しかも、我々はまだこの時点では気づいていない。
「すげー!だいたい真っ直ぐやん!」などとふざけた談笑すらしている始末。
目も当てられない。
そして、
あろうことかモルタルで固めてしまったのである。
無計画。愚の骨頂である。
モルタルが固まるまで約1晩置いておく必要があるので本日の作業はここで終了。
- 掛かった時間:4時間
- 掛かった費用:0円
- 使った道具:スコップ大、スコップ小、バケツ(モルタルを混ぜる用)
ウッドデッキDIY Day4【束石の設置(モルタルを固める)】
この日はまだ固め切れていなかった残りの箇所のもモルタル入れ流して、固まるまで時間が掛かるのでこの日はすぐに終了した。
作業の面白さについては文字量から察してほしい。
- 掛かった時間:2時間
- 掛かった費用:0円
- 使った道具:スコップ大、スコップ小、バケツ(モルタルを混ぜる用)
ウッドデッキDIY Day5【束柱・根太の設置(高さの設定、水平取り)】
モルタルも全て固まり、満を辞して木材の調達。
ホームセンターへ!
木材にはソフトウッドとハードウッドの2種類があって、
ソフトウッドの主な特徴は
- 柔らかく、加工しやすい が傷つきやすく、耐久性が乏しい
- 安価
ハードウッドの主な特徴は
- 硬く、加工しにくい が丈夫で耐久性が高く、長持ちする
- 高価
ウッドデッキは長く使いたいので今回はソフトウッドに熱加工されたハードウッドに近い素材の『サーモウッド』という樹種を選びました!
というかこれしかハードウッドに近い木材が売ってなかった。。。
購入品一覧はこちら!
- 束柱用木材:サーモウッド 厚み820㎜×巾820㎜×長さ4000㎜ 1本 (ホームセンターで400㎜ピッチでカット)
- 束柱用木材:サーモウッド 厚み820㎜×巾820㎜×長さ2000㎜ 1本 (ホームセンターで400㎜ピッチでカット)合計15本
- 根太用木材:サーモウッド 厚み32㎜×巾82㎜×長さ3650㎜ 2本
- 根太用木材:サーモウッド 厚み32㎜×巾82㎜×長さ1820㎜ 1本
合計金額19,065円
- 打ち込み用ビス:45㎜ 1ケース 100本入り 285円
- 打ち込み用ビス:75㎜ 2ケース 50本入り 570円
- 万力:2個 1,100円 (束柱と根太を固定するように使います!めっちゃ重要!本当は3個あったほうがいいです!!)
- 水引糸:1巻 350円 束石の高さ位置を水平、平行、垂直を測る為に必要。(完全に今更www)
合計金額2,305円
合計金額21,370円
とりあえず木材を買って、テンションが超上がります!
やっとか!いよいよか!
買ってきた束柱を束石の上に置いて、根太を設置していっている作業を進めていると
その時、
遂に事件は起こります。
えーーーーーーーーーーーーー!!!!全然真っ直ぐじゃないやん!!!!!!!
束石の上に置いた束柱に対して水平に添うはずの根太が添わないのです。
ショック。。。
でも当たり前と言えば当たり前です。事前に測っていないのですから。
設計の重要性をここにきて痛感する素人。
しかし、ここまできて諦めるわけにはいきません。
基礎の束石を掘り起こし、再度位置を修正していきます。大の大人が泣きそうになったよ。
修正作業続けて、5日目を終えました。
- 掛かった時間:6時間
- 掛かった費用:21,370円
- 使った道具:丸ノコ、インパクトドライバー、水平器、万力(2個)、差し金、スケール、鉛筆、ビス(木の厚みにあわせて使う)
ウッドデッキDIY Day6【束柱・根太の設置(高さの設定、水平取り) 床板の調整】
前日の失敗の修正をなんとか終え、束柱の高さも全て揃えることができ、
このタイミングで、とにかく全ての木材が事前に必要だということに気づきます。すぐさまホームセンターへ。
6日目にしてようやく全ての木材が揃います。www
- 根太用木材:サーモウッド 厚み32㎜×巾82㎜×長さ1820㎜ 7本
- 床板用木材:サーモウッド 厚み32㎜×巾132㎜×長さ3650㎜ 14本
合計金額65,310円
- 打ち込み用ビス(ステンレス):51㎜×3ケース 1,860円
合計金額1,860円
合計金額67,170円
ここからの作業の効率アップには目を見張るものがありました!
木材を全て購入したことで全体のイメージが出来上がり、
併せて、実際の木材を用いて試すことができるので、作業工程上のミスがすぐに発見できるから、修正が早い。
突然のブレイクスルーが訪れ、一気に木材を組み上げることが出来ました!!
この時に出た言葉がこちら。
「楽しいーー!!」
本気の言葉です。
そして、やっぱりやっちゃううよね。こういうこと。
信じられないぐらいの安定感!木の強度すごい!!
床板を全て敷き詰められる状態を確認をして6日目の作業を終了しました。いよいよフィナーレです。
- 掛かった時間:6時間
- 掛かった費用:67,170円
- 使った道具:丸ノコ、インパクトドライバー、水平器、万力(2個)、差し金、スケール、鉛筆、ビス(木の厚みにあわせて使う)
ウッドデッキDIY Day7【床板の設置・完成】
ほぼ1週間掛かった素人によるウッドデッキ作成もフィナーレを迎えます。
振り返ると決して、順風満帆では数々のドラマがありました。
しかし、このストーリーがあるから物への愛着がよりいっそう湧くわけです。
朝からみんなで集合して作業を進めていきます。ここまでくれば作業も慣れたもんです。
各自が自分のやることを把握しながら、声を掛け合いスムーズに進む作業。素晴らしいチームワーク。
そ・し・て
喜ぶトム
完成!!!!
子供達も大喜び!!
乾杯!!!!
かなりいい感じに仕上がりました!!
初めて作った割には素晴らしい出来だと自負しております!
このウッドデッキを使って夏にはBBQとかやりたいなと思っています!いやー本当に嬉しいもんですね!!最高!!
- 掛かった時間:6時間
- 掛かった費用:0円
- 使った道具:丸ノコ、インパクトドライバー、水平器、万力(2個)、差し金、スケール、鉛筆、ビス(木の厚みにあわせて使う)
ウッドデッキDIY まとめ
- 掛かった総日数:7日
- 掛かった総時間:32時間
- 掛かった総費用:99,040円(工具は別の為、工具も揃えると15万前後かと思います。)
素人が最初に考えていた工程がこちら。
- ウッドデッキのデザインの検討(高さ、縦・横のサイズ)
- 庭の雑草抜き
- 庭の整地
- 束石の調達
- 基礎(束石)の設置
- 木材の調達
- 束柱作り
- 根太(ねだ)作り
- 床板作り
実際、やってみた後の反省を活かした工程がこちら。
- ウッドデッキのデザインの計画(高さ、縦・横のサイズ、ウッドデッキ内に置く束石の計画)
- 庭の雑草抜き、整地
- デザインに則した資材の購入(束石、バラス、モルタル、木材全て)
- デザインに則した設置位置の設定
- 基礎(束石)の設置
- 束柱、根太の仮設置
- 束柱の高さの決定、木材の高さの調整
- 根太の設置、木材の長さの調整
- 床板の設置(必要であれば幕板の設置)
反省としては
- とにかく最初の設計がかなり重要ということ
- 資材を最初に全て調達しておくことで全体のバランスを実際の資材を使って調整できること(水平、垂直、平行など)
- 基礎石(束石)の設置位置を等間隔にしておくこと(できれば60cm〜90cmの間で設定)
- 木材のたいていの規格が910㎜ピッチになるのでそのサイズでウッドデッキのサイズを設計すること(455㎜、910㎜、1820㎜、3650㎜)
実際、ビギナーズラックも多くあり、たまたま位置が良かったとかも、かなりあったんで今回は助かった部分も多かったです!
みなさんご利用は計画的に!w
木材や工具の調達はホームセンターからネットで調達することもかなり良いかと思います。運搬したりするのが結構大変なので!
- 丸ノコ
- インパクトドライバー
- 水平器(30cmぐらいのがオススメ)
- 万力(2個)(3個あった方が作業はスムーズに進みます!)
- 差し金
- スケール
- スコップ大
- スコップ小
- バケツ(モルタルを混ぜる用)
最後にDIYで気づいた僕の感想と冒頭のワールドフォレスト様のサイトに記載の言葉に感銘を受けましたのでその言葉で締めたいと思います。
DIYの真髄は「自分でやる」ってことじゃなくて、「なんでもやれば出来る」ってこと。
なんでも簡単に手に入る便利な時代だからこそ、do it yourselfってのは自分を成長させてくれる最高の行動指針だということ。
誰でも最初は初心者やし、結局は人間がやってることやから!— まめ@幸せ馬鹿野郎 (@MAME1484) 2018年1月19日
ネットの普及のよってウッドデッキの関連も豊富な情報がありすぎるほどかと思われます。
「ウッドデッキの作り方」や「ウッドデッキに最適な木材」、「ウッドデッキの基礎」などさまざまな情報があり何が正しい情報なのか混乱します。実はウッドデッキを作る為の正しい情報などございません。
正しいと言い切る業者はその業者の仕様で商品を売りたい、それだけです。例えば用語にしても在来工法の大工が使う用語で表現したり2×4工法の大工用語であったりします。
ただ一つ言えることはDIYでウッドデッキを作る方にとって、その方がたどり着いた方法が正しい。
それがDIYです。
引用:ワールドフォレスト
ではみなさん!良きDIYライフを!!
ではでは!
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